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WordPressのGutenberg(グーテンベルク)から旧エディターに戻す方法
2018年10月28日 12:00 2018年12月12日
こんにちは!社員Aです👩
以前の記事でもうすぐWordPress 5.0がやってくるという記事を執筆しました。
この中で、ブロック型エディタGutenberg(グーテンベルク)が標準搭載されるということを紹介しましたが、今回はそのGutenberg(グーテンベルク)を無効化し、旧エディターに戻す方法について書いていきたいと思います。
もくじ
Gutenberg(グーテンベルク)を無効化したい理由
メジャーアップデートにより、Wordpress5.0では、従来のビジュアルエディタからブロック型のエディタであるGutenberg(グーテンベルク)に変わります。
見た目だけでなく、エディタそのものが刷新されるので「旧エディター」のままが良いというユーザーも少なくありません。
WordPress 4.9.8 になった時点でダッシュボードに下記のようにGutenbergをインストールするボタンと、旧エディターをインストールする2つのボタンが表示されます。
現時点で使うことのできるGutenbergをなぜ、旧エディターに戻したいユーザーが多いのか調べたところ、主に下記のような声が多かったです。
- 初心者には使いやすいと書かれているが、現エディタに慣れているユーザーにしたら使いにくい
- Gutenbergが他のプラグインの対応をしていない
- エディター系プラグインがほとんど未対応
- iPhoneアプリではGutenbergが使えない
- 既存コンテンツに何らかの影響が発生する可能性が高いため、事前に検証が必要
- Gutenbergで作成したページはHTMLのタグ構造が変わっている箇所がある
Gutenberg(グーテンベルク)を無効化する方法
ここからは、Gutenbergを無効化(旧エディターに戻す)方法を説明していきます。
プラグインを使う・使わないなどいくつか方法があります。
方法1.プラグインでGutenbergを無効にする
おそらく、これが一番簡単な方法です。プラグインをインストールするだけで無効化できるのでほんの数分で対応できますね。
「Disable Gutenberg」というプラグインをインストールし、有効化します。
公式による機能の説明は下記の通りです。
新しいGutenberg Editorを無効にし、Classic Editorで置き換えます。Gutenbergを完全に無効にしたり、投稿、ページ、役割、投稿タイプ、テーマテンプレートを選択的に無効にすることができます。さらに、グーテンベルクのナグやメニューアイテムなどを隠すことができます。
オプションで下記のようなことも可能です。
- グーテンベルクを完全に無効にする(すべての投稿タイプ)
- どのポストタイプでもGutenbergを無効にする
- 任意のユーザーロールに対してGutenbergを無効にする
- NEW:テーマテンプレートのGutenbergを無効にする
- NEW:投稿IDとページIDのGutenbergを無効にする
- グーテンベルグ管理者通知(nag)を無効にする
- プラグインメニュー項目を非表示にするオプション
- NEW:Gutenbergプラグインメニュー項目を隠すオプション(設定リンク)
方法2.コードでGutenbergを完全に無効にする
以下のコードで Gutenberg を使えないように制御できます。
add_filter('gutenberg_can_edit_post_type', '__return_false');
方法3.Classic Editorプラグインを使う
公式にリリースされているClassic EditorプラグインをWordPressにインストールして有効化することで、新エディタが無効化され、これまでのエディタを継続利用できます。
Classic Editorプラグインは、4.9系のバージョンにインストールして事前に有効化できますので、新エディタを利用したくない場合は事前インストールをおすすめします。
事前に有効化するとアップデートしても新エディタは有効化されません。
Classic Editor プラグインは以前の WordPress エディターと投稿編集画面を復活させ、それらを拡張するプラグインを使用可能にしたり、旧スタイルのメタボックスを追加したり、その他以前のエディターに依存する機能を使えるようにします。
デフォルトで、ダッシュボードウィジェットによるユーザーへの仕様呼びかけを含む、新しいブロックエディターと Gutenberg エディターに関する諸々をすべて非表示にします。
まとめ
Gutenbergの大きな問題点は主要プラグインとの互換性が確認できない点と、エディタで生成されるHTMLソースの構造だと思います。
WEB制作する上において、上記の2点は大きな弊害になりますし、実際に変わってから慌てたくないので事前に無効化する方法をまとめてみました。
今後このGutenbergの使い勝手が柔軟になり、上記の問題点が改善されるようになれば導入するメリットもあるかと思います。
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この記事を書いた人
社員A
入社8年目。フロントエンドエンジニア・デザイナーの社員Aです。 小動物が好きで、デグー・チンチラと暮らしています!トレンドの情報を発信できるようにがんばります☺