ついに発表されたAdobe XD 2019新機能完全まとめ【Adobe MAX】

         

Adobe XD

ついに発表されたAdobe XD 2019新機能完全まとめ【Adobe MAX】

2018年10月19日 12:00 2018年11月23日

ついに発表されたAdobe XD 2019新機能完全まとめ【Adobe MAX】

こんにちは!社員Aです👩

Adobeが10月15日、クリエイティブカンファレンス「Adobe MAX」で、「Photoshop CC」「Lightroom CC」「Illustrator CC」「InDesign CC」「Premiere Pro CC」「Adobe XD」など主要アプリのメジャーアップデートを発表しました。

それに関し前回の記事で、「ついに発表されたIllustrator CC 2019新機能完全まとめ」「ついに発表されたPhotoshop CC 2019新機能完全まとめ」をそれぞれ更新しましたが、今回はそのAdobe XD版を詳しくまとめていきたいと思います。

▼前回の記事はこちら

▼関連記事



 

ついに発表された、Adobe XD 2019新機能

 

新機能1.音声トリガーとスピーチ再生

スマートフォンから自動車や情報キオスクまで、音声エクスペリエンスは世界的に一般化しており、需要は増大しています。

Adobe XDは、音声トリガーとスピーチ再生の導入により、画面と音声のプロトタイピングを1つのアプリケーションで実現されています。

音声トリガーは、プロトタイプモードでクリックやタップをトリガーとして定義するのと同じ方法で設定でき、ユーザーが特定の単語やフレーズを音声入力したことを条件にインタラクションを開始します。

スピーチ再生は、デザイナーがパワフルな音声合成エンジンを操作できるようにし、音声アシスタントやスマートスピーカーのような新しいプラットフォームのためのデザインを可能にします。

 

新機能2.プラグイン、UIキット、アプリ連携

プラグインはタスクの自動化、他のツールとの連携、デザイン内でのデータの活用など数多くの機能を実現。

また、Slack、JIRA、Microsoft Teamsといった市場で最も優れたコラボレーションおよび生産性向上アプリとの連携も実現されました。



新機能3.自動アニメーション

XDで作成するプロトタイプの忠実度をより高めるための取り組みの一環として、これまでオーバーレイ、固定エレメント、時間によるトランジションが追加されてきました。

今回はXDの最初のリリース以来最も大きなプロトタイピングに関する新機能となる「自動アニメーション」が追加されました。

自動アニメーションにより、プロトタイプにイマーシブな遷移アニメーションを簡単に追加できます。

アートボードを複製し、サイズ、位置、回転角などオブジェクトのプロパティを調整し、自動アニメーションアクションを適用するだけで、アートボード間の遷移をアニメーション化できます。

自動アニメーションは想像以上に簡単に使える機能であるにもかかわらず、驚くほどインパクトのあるエフェクトとトランジションを生成できるため、エンドユーザーが使った際の感覚を、時間をかけずにチーム内に伝達することができます。

アニメーションの再生はプレビューウィンドウとモバイルアプリのみの対応で、ブラウザ上でのプロトタイプ表示に対応していませんが、まもなくサポート予定とのことです。

 

新機能4.ドラッグジェスチャー

XDのドラッグジェスチャーはアニメーションの自動化機能を一歩進めたもので、タッチ対応デバイスにおけるドラッグ操作エクスペリエンスを再現するものです。

異なるアートボード間をドラッグ操作でスムーズに移動する、画像カルーセルのようなエクスペリエンスの再現が可能です。

ドラッグジェスチャーは左右方向と上下方向の両方をサポートし、トラックパッド上ではクリックしてから左右または上下にドラッグすることでアニメーションが動きます。

 

新機能5.リンクされたシンボル

頻繁に使うシンボルや複数ドキュメントに分散配置されたシンボルに加えられた変更すべてを簡単に把握できるようになりました。

シンボルのリンクを保持できるようになりました。

ソースドキュメントに変更を加えた際に、他のドキュメントに配置された、リンクされたシンボルすべてにその変更を反映するかどうかを決定できます。

次のビデオで、シンボルを多用するデザインシステムのメンテナンスにおいてこの新機能がどれほど便利なのかを実感できます。

デザイン対象のスクリーンの種類が増加の一途をたどる中、ひとつのソースドキュメントの編集を行うだけで、すべての対象ドキュメントに反映できるようになります。



新機能6.Illustratorとの連携

今回のリリースでは、.aiファイルを、すべてのレイヤー、アートボード、シンボルを保ったままXD上で開き、Illustratorアートワークの編集が行えるようになりました。

Illustratorで作成した緻密なベクターアートワークを高い忠実度をもってXDデザインに組み込んだり、Illustratorで作成したデザインをそのままXDに持ち込み、共有可能なインタラクティブプロトタイプに仕上げることも可能です。

これまでは、IllustratorデザインをXDにコピー&ペーストしていたため編集ができませんでしたが、今回のアップデートでシームレスに連携できるようになりました。

 

新機能7.After Effectsへの書き出し

複雑なUIアニメーション、モーションスタディ、プレゼンテーション、モーション再生を伴うデジタルマーケティングコンテンツの制作が必要なとき、XDデザインを、After Effectsに書き出せるようになりました。

XDのレイヤー、ベクター、アートワークは、迅速でシンプルな手順ですべて1対1の視覚的忠実度を伴ってAfter Effectsに書き出せます。

XDデザイナーはAfter Effectsのパワフルなプラグインを使い、モーションをコードと仕様として書き出せます。

 

 

【Adobe MAX関連記事】

関連記事

この記事を書いた人

社員A

入社8年目。フロントエンドエンジニア・デザイナーの社員Aです。 小動物が好きで、デグー・チンチラと暮らしています!トレンドの情報を発信できるようにがんばります☺