ついに発表されたPhotoshop CC 2019新機能完全まとめ【Adobe MAX】

         

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ついに発表されたPhotoshop CC 2019新機能完全まとめ【Adobe MAX】

2018年10月19日 8:00 2019年09月03日

ついに発表されたPhotoshop CC 2019新機能完全まとめ【Adobe MAX】

おはようございます。社員Aです👩

Adobeが10月15日、クリエイティブカンファレンス「Adobe MAX」で、「Photoshop CC」「Lightroom CC」「Illustrator CC」「InDesign CC」「Premiere Pro CC」「Adobe XD」など主要アプリのメジャーアップデートを発表しました。

それに関し前回の記事で、「ついに発表されたIllustrator CC 2019新機能完全まとめ」を更新しましたが、今回はそのPhotoshop版を詳しくまとめていきたいと思います。

前回の記事はこちら
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ついに発表された、Photoshop CC 2019新機能

Photoshop CC 2018 年 10 月リリース(バージョン:20.0)には、デザイナー、デジタルフォトグラファー、イラストレーターが待ち望んでいた新機能が搭載されています。

 

新機能1.コンテンツに応じた塗りつぶしの再構成

新しい専用のコンテンツに応じた塗りつぶしワークスペースは、インタラクティブな編集環境を提供し、シームレスな塗りつぶし結果を実現します。

Adobe Sensei テクノロジーにより、使用するソースピクセルを選択し、ソースピクセルの回転、拡大・縮小、およびミラーを実行できるようになりました。

変更をフル解像度でライブプレビュー表示できるようになり、結果を新しいレイヤーに保存するオプションも追加されました。

Adobe SensaiとはAdobe Senseiは、人工知能(AI)とマシンラーニング(機械学習)を駆使し、隠れたビジネスチャンスの発見や単調で時間のかかる作業の高速化を支援し、一人ひとりに適切な顧客体験を提供します。ビジネスをスマートにスピードアップ、Adobe Senseiがお手伝いします。
コンテンツに応じた塗りつぶしワークスペースを起動するには下記の手順で起動します。
  1. 画像を Photoshop で開きます。任意の選択ツールを使用して、塗りつぶす領域の初期選択を作成します。
  2. メニューバーから、編集/コンテンツに応じた塗りつぶしを選択します。

コンテンツに応じた塗りつぶしワークスペースのドキュメントウィンドウには、画像に対するオーバーレイマスクとして初期設定のサンプリング領域が表示されます。

(画面の左側の)ツールパネルにあるツールを使用して、塗りつぶし領域の初期選択とサンプリング領域を変更できます。

(画面の右側の)コンテンツに応じた塗りつぶしパネルで、サンプリングのオプション、塗りつぶし設定、出力設定を指定して、画像の塗りつぶしを調整します。

変更すると、出力のフル解像度のライブプレビューがプレビューパネルに表示されます。

 

新機能2:簡単にマスキングするためのフレームツール

画像をフレームに配置して、簡単にマスクできます。

フレームツール(K)を使用して、長方形または楕円のプレースホルダーフレームをすばやく作成します。

また、任意の図形またはテキストをフレームに変換し、画像で塗りつぶすこともできます。

画像をフレームに配置するには、Adobe Stock アセットまたはライブラリアセットを、ライブラリパネルまたはローカルディスクからドラッグアンドドロップするだけです。

画像は、フレームに合わせて自動的に拡大・縮小されます。

フレームに配置されたコンテンツは、常にスマートオブジェクトとして配置されるので、非破壊的に拡大・縮小することができます。



新機能3.新しい複数取り消しモード

他の Creative Cloud アプリと同様に、Photoshop ドキュメントで、Control + Z(Win)/Command + Z(Mac)を使用して、複数のステップを取り消すことができるようになりました。これが結構話題になっていますね。

この新しい複数取り消しモードはデフォルトで有効になっています。

新しい複数取り消しモードでは、編集メニューに次のコマンドが表示されます。
  1. 取り消し:取り消し操作で、1 段階前に戻ります。Control + Z(Win)/Command + Z(Mac)のショートカットキーを使用します。
  2. やり直し:1 段階先に進みます。Shift + Control + Z(Win)/Shift + Command + Z(Mac)のショートカットキーを使用します。
  3. 最後の状態を切り替えは、従来方式の取り消しモードと同じように機能します。Control + Alt + Z(Win)/Command + Option + Z(Mac)のショートカットキーを使用します。

編集メニューでは、「取り消し」コマンドや「やり直し」コマンドの横に、取り消される操作の名前も表示されます。

例えば、編集/テキストを編集の取り消しと表示されます。

なんでPhotoshopだけ元に戻すショートカットがめんどくさいんだろうと思っていましたが、アップデートで解決しました!

 

新機能4.デフォルトで基準点が非表示

アイテムの変形中に、カンバス上のアイテムを簡単に移動できるようになりました。

アイテムの変形中に表示された基準点がデフォルトで非表示になっています。

基準点を表示する場合は、オプションバーの「基準点を切り替え」チェックボックスをオンにします。

 

新機能5.ダブルクリックしてテキストを編集

移動ツールを使用してテキストレイヤーをダブルクリックすると、ドキュメント内のテキストの編集をすばやく開始できます。

テキストを編集するために、ツールを切り替える必要はありません。

この作業が今まで地味にストレスだったので、このアップデートは個人的に画期的です!

 

新機能6.自動確定

自動的に確定することで、効率的にテキストの切り抜き、変形、配置または入力が行えます。

変更を確定させるために、Enter(Win)/Return(macOS)キーを押したり、オプションバーの確定ボタン  をクリックしたりする必要がなくなりました。

切り抜きや変形を行う際は、次のいずれかのアクションを実行して、変更を自動確定します。
  1. 新しいツールを選択します。
  2. レイヤーパネルで目的のレイヤーをクリックします(このアクションにより、変更が自動確定され、さらにレイヤーが選択されます)。
  3. ドキュメントウィンドウ内のカンバス領域の外側をクリックします。
  4. カンバス領域内のバウンディングボックスの外側をクリックします。
テキストレイヤーにテキストを入力する際は、次のいずれかのアクションを実行して、変更を自動確定します。
  1. 新しいツールを選択します。
  2. レイヤーパネルで目的のレイヤーをクリックします(このアクションにより、変更が自動確定され、さらにレイヤーが選択されます)。


新機能7.デフォルトで縦横比率に応じて変形

Photoshop では、すべてのレイヤータイプ(ピクセルレイヤー、テキストレイヤー、シェイプレイヤー、ビットマップ、配置されたスマートオブジェクトなど)をデフォルトで縦横比率に応じて変形します。

レイヤーを変形する際、選択したレイヤーの比率を変えないようにサイズを変更するために、Shift キーを押しながらコーナーハンドルをドラッグする必要がなくなりました。

変形時にコーナーハンドルをドラッグしたときはいつでも、レイヤーのサイズが縦横比率に応じて変更されます。変形時にコーナーハンドルをドラッグするときに、Shift キーを押したままにすると、サイズが縦横比率に応じて変更されなくなります。

変形時にレイヤーのサイズを縦横比率に応じて変更するには、次の操作を行います。
  1. レイヤーパネルでサイズを変更するレイヤーを選択します。
  2. Command + T(Mac)/Control + T(Win)を押します。または、編集/自由変形を選択します。
  3. バウンディングボックスのコーナーハンドルをドラッグして、レイヤーのサイズを変更します。
  4. 変更を確定します。

 

新機能8.「ワークスペースをロック」を使用して誤ってパネルが動くのを防ぐ

新しい「ワークスペースをロック」オプションを使用すると、ワークスペースパネルが誤って動くのを防ぐことができます(特に Photoshop をタブレット/スタイラスで使用している場合)。

このオプションにアクセスするには、ウィンドウ/ワークスペース/ワークスペースをロックを選択します。

 

新機能9.描画モードのライブプレビュー

さまざまな描画モードのオプション間をスクロールして、画像の外観を確認することができます。

レイヤーパネルおよびレイヤースタイルダイアログでさまざまな描画モードのオプション間をスクロールすると、Photoshop のカンバス上に描画モードのライブプレビューが表示されます。

 

新機能10.対称モード

ブラシストロークを完全に対称的なパターンでペイントします。

ブラシ、混合ブラシ、鉛筆、または消しゴムツールを使用しているときに、オプションバーの蝶アイコンをクリックします。

利用可能な対称のタイプ(垂直、 水平、 二軸、 対角線、 波状、円、 螺旋、 平行線、 放射状、 マンダラ)から選択します。

ペイントすると、ストロークは対称線に沿ってライブで反映され、複雑な対称パターンを簡単に作成できます。



新機能11.カラーを選択するためのカラーホイール

カラーホイールを使用すると、カラーのスペクトルを視覚化し、補色や類似色などのハーモニーに基づいてカラーを簡単に選択することができます。

カラーパネルのフライアウトメニューから、カラーホイールを選択します。

 

新機能12.ホーム画面

Photoshop のホーム画面を使用すると、すばやく開始できます。

いつでもホーム画面にアクセスして、新機能を調べたり、学習コンテンツに接続したり、開いているドキュメントに移動することができます。

オプションバーの新しいホームアイコンをクリックすれば、いつでもホーム画面にアクセスできます。

 

新機能13.アプリ内ラーニングの機能強化

アプリ内チュートリアル(ラーニングパネル)を完了した後、自分の画像を使用して、時間をかけずに目的の外観を実現することができます。



新機能14.間隔の分散(Adobe Illustrator と同様)

オブジェクト間の間隔を分散できるようになりました。

Photoshop では既に、中心点を均等に配置してオブジェクトを分散させることができます。

オブジェクトのサイズが異なる場合、オブジェクト間の間隔を均等にすることができます。

 

新機能15.数値フィールドでの計算

数値を入力できるボックスでは簡単な数値計算を実行することもできます。

例えば、200/2 のような簡単な数学演算を入力すると、100 として計算され、最終値がフィールドに入力されます。

これは、ある値の倍数や約数を素早く得るときに非常に便利です。

 

新機能16.長いレイヤー名を表示する機能

長いレイヤー名では、レイヤー名の先頭と末尾が保持され、名前の中央に省略記号(…)が表示されるようになりました。

以前は、レイヤー名が途中で切り捨てられ、末尾に省略記号( … )が表示されていました。

 

新機能17.マッチフォントで日本語フォントをサポート

マッチフォントで日本語フォントを検索できるようになりました。

Adobe Sensei のマッチフォントを使用すると、画像の選択された領域に含まれるテキストを検出して、コンピューターまたは Adobe Fonts のライセンス付きフォントと照合し、似ているフォントを候補として表示することができます。

 

新機能18.UI サイズを大きくする環境設定

Photoshop UI の拡大・縮小時の制御性が向上したことにより、他のアプリから独立して調整し、適切なフォントサイズを得ることができます。

インターフェイスの環境設定(編集/環境設定/インターフェイス)で、新しい設定「フォントに合わせて UI を拡大/縮小」が導入されました。

この新しい設定を選択すると、選択した UI のフォントサイズドロップダウンの値(極小、小、中、大)に基づいて、Photoshop UI 全体が拡大・縮小されます 。



 

ついに発表された、Photoshop CC 2019変更点

 

変更点1.「CC ファイル」タブが使用できなくなる

以前のバージョンのスタートワークスペースで提供されていた「CC ファイル」タブが使用できなくなりました。

デスクトップ上の Creative Cloud ファイルディレクトリに移動して、アセットを参照できます。

Creative Cloud デスクトップアプリから Creative Cloud ファイルディレクトリを開くには、アセット/ファイルを選択して、「フォルダーを開く」をクリックします。

まとめ

今回のアップデートで、長年不満に感じていた部分が解消されたり、テキストの編集やオブジェクトの確定もスムーズになったので、作業効率アップできそうだなと思いました!

 

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この記事を書いた人

社員A

入社8年目。フロントエンドエンジニア・デザイナーの社員Aです。 小動物が好きで、デグー・チンチラと暮らしています!トレンドの情報を発信できるようにがんばります☺