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「Firefox 69」正式リリース 自動再生のブロック機能や強力なプライバシー保護など
2019年09月07日 8:00
こんにちは!社員Aです👩
今回は9月3日に正式リリースされた「Firefox 69」について書いていきたいと思います。
もくじ
2019年9月3日に正式リリースされた「Firefox 69」
今回のFirefoxの最新リリースでは、デフォルトで拡張追跡保護が有効になり、ユーザーのセキュリティとプライバシーが強化されます。
新機能1.強力なプライバシー保護
この機能のデフォルトの標準設定は、サードパーティのトラッキングCookieと暗号マイナーをブロックするようになりました。
オプションのstrict設定は、フィンガープリントと標準設定でブロックされているアイテムをブロックします。
Firefoxユーザーの20%以上がEnhanced Tracking Protectionを有効にしていたようですが、このリリースですべてのユーザーが保護されます。
シールドアイコンが表示されたら、Firefoxがオンラインアクティビティから数千の企業をブロックしている証拠です。
ブロックしている会社を確認したい場合は、シールドアイコンをクリックし、[コンテンツブロック]セクション、[Cookie]の順にクリックします。Blocking Tracking Cookiesを読み取る必要があります。次に、右側の矢印をクリックすると、FirefoxがブロックしたサードパーティのCookieとしてリストされている企業が表示されます。
新機能2.自動再生のブロック機能が強化
自動再生のブロック機能が強化され、音声付きで自動的に再生されるビデオだけでなく、自動的に再生を開始するビデオをブロックするオプションが提供されます。
新機能3.Windows Helloを介したWeb認証HmacSecret拡張機能のサポート
2019年5月10日以降のバージョンのWindows向けに、Windows Helloを介したWeb認証HmacSecret拡張機能のサポートがこのリリースに含まれるようになり、Webでのパスワードレスエクスペリエンスが向上しました。
Windows Hello は、指紋または顔認証を使って Windows 10 デバイスにすばやくアクセスできる機能です。
新機能4.Windows 10のユーザーの場合、パフォーマンスとUIが改善
Firefoxは、コンテンツプロセスの優先度レベルを適切に設定するためのWindowsヒントを提供します。
つまり、アクティブに作業しているタスクに費やされるプロセッサー時間が長くなり、バックグラウンドでの作業に費やされるプロセッサー時間が短くなります(ビデオとオーディオの再生を除く)。
既存のWindows 10ユーザーの場合、Win10タスクバーのショートカットからFirefoxを簡単に見つけて起動できます。
新機能5.macOSのユーザーの場合、バッテリー寿命とダウンロードUIの両方が改善
デュアルグラフィックスカードマシン(MacBook Proなど)のmacOSユーザーは、より積極的に低電力GPUに切り替えて、バッテリー寿命を節約します。
macOSのFinderに、ダウンロード中のファイルのダウンロードの進行状況が表示されるようになりました。
OSに合わせて改善されているのも今回のポイントです。
変更点1.Flashプラグインコンテンツの「常にアクティブにする」オプションを削除
Flashプラグインコンテンツの「常にアクティブにする」オプションは削除されました。
Firefoxは、WebサイトでFlashコンテンツをアクティブにする前に、常にユーザーの許可を求めます。
変更点2.起動パフォーマンスが向上
FirefoxはデフォルトでuserChrome.cssまたはuserContent.cssをロードしなくなり、起動パフォーマンスが向上します。
これらのファイルを使用してFirefoxをカスタマイズするユーザーは、toolkit.legacyUserProfileCustomizations.stylesheets設定をtrueに設定して、この機能を復元できます。
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この記事を書いた人
社員A
入社8年目。フロントエンドエンジニア・デザイナーの社員Aです。 小動物が好きで、デグー・チンチラと暮らしています!トレンドの情報を発信できるようにがんばります☺