WordPressのSEO対策定番のプラグイン「Yoast SEO」の設定方法と全機能解説【完全版】

         

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WordPressのSEO対策定番のプラグイン「Yoast SEO」の設定方法と全機能解説【完全版】

2018年12月12日 8:00 

WordPressのSEO対策定番のプラグイン「Yoast SEO」の設定方法と全機能解説【完全版】

おはようございます!社員Aです👩

今回はWordpressのSEO対策プラグインの中でもシェアの高い定番プラグイン「Yoast SEO」の設定方法と全機能の解説を書いていきたいと思います。

WordPressのSEO対策のプラグインは、「All in One SEO Pack」か「Yoast SEO」を使う方が多いのですが、カスタマイズ性が高いのは「Yoast SEO」の方になります。

その分、初めて使う方には難しく感じられてしまうかもしれませんが、今回の記事ではわかりやすく使い方と設定方法をご紹介していきたいと思います。



 

SEO対策プラグインの定番「Yoast SEO」

「Yoast SEO」は高性能で、SEO対策を網羅できるようになっています。

世界で700万以上もインストールされ、22,000件以上の5つ星フィードバックを獲得しています。

SEOの基本と言われる各ページの「タイトル」や「ディスクリプション」はもちろんのこと、「XML サイトマップ」や「パンくずリスト」「ソーシャル連携」など、このプラグイン一つでSEO対策を網羅できます。

 



Yoast SEOの使い方・全機能

ここからは「Yoast SEO」のインストールから使い方まで全機能を含めて説明していきます。

 

Yoast SEOのインストール・有効化

管理画面のサイドメニュー「プラグイン > 新規追加」から「Yoast SEO」を検索し、インストール・有効化します。

 

Yoast SEOの設定(全般編)

プラグインをインストールすると、サイドメニューに「SEO」という項目で追加されます。

マウスオンすると、「全般」「Search Appearance」…など小カテゴリが表示されますが、まずは「全般」でできる設定から説明していきます。

 

全般編 – ダッシュボード

「全般」をクリックすると、まずはダッシュボードが表示されます。

この画面では、SEOの設定に問題がある場合やさらにSEO設定を向上させるための通知などが表示されます。

定期的に確認することで、SEO設定に問題が起きていないかひと目でわかります。

 

全般編 – 機能

この「全般」設定ではタブがあり、前述した「ダッシュボード」の他に「機能」と「Webmaster Tools」のタブがあります。

続いて「機能」のタブを見てみましょう。

カスタマイズ性の高い「Yoast SEO」の機能のON/OFFの切り替えが出来るようになっています。

機能 内容
SEO analysis オンにすると、SEOの解析をしてくれます。
可読性解析 可読性解析では、テキストの構造とスタイルを改善するための提案をしてくれます。
コーナーストーンコンテンツ コーナーストーンの記事にマークを付けると、ポストの概要でそのリストを作成できるので、簡単に改善することができます。
テキストリンクカウンター テキストリンクカウンターはサイト構造の改善に役立ちます。オンにするとリンクが必要な投稿が表示されます。このテキストリンクカウンターを内部のリンクツールと基本的なコンテンツチェックと組み合わせると、サイトの構造を次のレベルに引き上げることができます。
XML sitemaps 自動的にXMLサイトマップを作成してくれます。XMLサイトマップをGoogle Search Consoleに追加すると、Googleがサイトマップをすばやく見つけることができ、サイトマップのエラーを確認することができます。
Ryte integration サイトがまだ検索エンジンによって索引付け可能であるかどうかを週ごとにチェックし、通知してくれます。
管理バーメニュー Yoast SEO 管理バーメニューには、ページを分析するためのサードパーティーツールへの便利なリンクが含まれており、新しい通知があるかどうかを簡単に確認できます。
Security: no advanced settings for authors Yoast SEOメタボックスの高度なセクションでは、ユーザーが検索結果から投稿を削除したり、標準を変更したりすることができます。

 

全般編 – Webmaster Tools

「Webmaster Tools」のタブでは、外部のWebmaster Toolsと連携できます。

この機能では、ホームページに確認メタタグが追加されます。

 



Yoast SEOの設定(Search Appearance編

続いて、「Search Appearance」で設定できることをご紹介します。

 

Search Appearance編 – 全般

このページでは、下記の3つの設定ができます。

  1. タイトル区切り文字
  2. ホームページとフロントページ
  3. Knowledge Graph
機能 内容
タイトル区切り文字 投稿のタイトルとサイト名の間に表示される区切り文字です。
ホームページとフロントページ トップページのタイトル・ディスクリプション・タグなどの設定ができます。
Knowledge Graph このデータは、サイトのメタデータとして表示されます。 Googleのナレッジグラフに表示されることを意図しています。

 

Search Appearance編 – Content Types

このページの設定では、あらゆる種類のコンテンツに対して、デフォルトの検索外観を設定することができます。

検索結果に表示するコンテンツタイプと、そのデフォルトの説明を選択できます。

投稿・固定ページなどコンテンツタイプごとに下記の設定ができます。

機能 内容
Show ○○ in search results? オンにすると検索結果に表示されます。
スニペットプレビューの日付 スペニットプレビューは、固定ページや投稿でその記事が検索結果でどのように表示されるかを確認できるものです。その際に日付のプレビューも表示するかどうかを選択できます。
Yoast SEO メタボックス 固定ページや投稿でその記事を検索結果でどのように表示するのか表示・編集ができるものです。

 

Search Appearance編 – Media

メディア(画像やビデオなど)をWordPressにアップロードすると、メディアを保存するだけでなく、添付ファイルのURLが作成されます。

これらの添付ファイルのページは非常に空です。メディアアイテムが含まれており、タイトルを入力した場合はタイトルになります。

そのため、これらの添付ファイルURLを決して使用しない場合は、無効にしてメディアアイテム自体にリダイレクトする方が良いです。

機能 内容
Redirect attachment URLs to the attachment itself? オンにすると添付ファイルのURLを添付ファイル自体にリダイレクトします。

 

Search Appearance編 – タクソノミー

標準のカテゴリやタグの設定だけでなく、自身で作成したタクソノミーの設定もこちらの画面でできます。

 

Search Appearance編 – アーカイブ

投稿者が一人のブログの場合、投稿者アーカイブはホームページと同一になってしまうという、重複コンテンツ問題と呼ばれる問題が起きます。

この問題に該当する場合、無効にする (ホームページへリダイレクトさせる) か、noindex,followを検索結果に表示されないように追加できます。

このページでは下記の3点が設定できます。

  1. 著者のアーカイブの設定
  2. 日付別アーカイブの設定
  3. 特別なページ(404ページなど)の設定

 

Search Appearance編 – パンくずリスト

この画面ではパンくずリストの設定ができます。

◆パンくずリストをテーマに反映させるコード

<?php
if ( function_exists('yoast_breadcrumb') ) {
  yoast_breadcrumb( '<p id="breadcrumbs">','</p>' );
}
?>

◆パンくずリストのショートコード

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Search Appearance編 – RSS

この機能は自動的に RSS にコンテンツを追加するために使用されます。

ブログやブログ投稿へ戻るリンクを追加します。検索エンジンがブログをコンテンツのオリジナルのソースとして識別するのに役立ちます。

利用可能な関数は下記です。

変数 説明文
%%AUTHORLINK%% 投稿者名のアンカーテキスト付きの投稿者のアーカイブへのリンクです。
%%POSTLINK%% タイトルのアンカーテキスト付きの投稿へのリンクです。
%%BLOGLINK%% サイト名のアンカーテキスト付きのサイトへのリンクです。
%%BLOGDESCLINK%% サイト名と説明文のアンカーテキスト付きのサイトへのリンクです。

 

 

Yoast SEOの設定(Search Console編

Yoast SEOでは、ウェブサイトをGoogle Search Consoleに接続できるため、Googleがどのようにウェブサイトのインデックスを作成しているかをトラッキングできます。

 



Yoast SEOの設定(ソーシャル編

各SNSのメタデータを追加したり、シェアされている投稿/ページに画像が含まれていない場合に使われるデフォルト画像の設定などが出来ます。

 

ソーシャル編 – アカウント

所持しているSNSのアカウントを追加できます。

 

ソーシャル編 – Facebook

サイトへのリンクが共有されているときに、Facebookや他のソーシャルメディアにイメージのプレビューとテキストの抜粋を表示させるには、この機能を有効にします。

また、デフォルト設定部分では、シェアされている投稿/ページに画像が含まれていない場合に使われるデフォルト画像の設定ができます。

 

ソーシャル編 – Twitter

この機能を有効にすると、あなたのサイトへのリンクが共有されているときに、画像とテキスト抜粋のプレビューをTwitterに表示させることができます。

また、使用するデフォルトカードタイプも選択できます。

 

ソーシャル編 – Pinterest

Pinterest は Facebook と同様に Open Graph のメタデータを利用するため、サイトを Pinterest に最適化するには Facebook タブにある Open Graph のチェックボックスにチェックを入れます。

Pinterest でサイトをすでに認証済みの場合は、ステップをスキップすることができます。

 

ソーシャル編 – Google+

Google+ ページ上の基本情報ページにリンクできますが、Googleは10月8日(米国時間)、「Google+」を終了すると発表しました。

2019年8月に終了となりますので、今後Yoast SEOの設定画面からもなくなることが予想されます。

 

 

Yoast SEOの機能(ツール編

Yoast SEOでは、下記のツールも提供しています。

ツール 内容
インポート・エクスポート 他の SEO プラグインの設定をインポートしたり、他のブログで再利用するために設定をエクスポートしたりできます
ファイルエディタ このツールを使用すると robots.txt や .htaccess などの、 SEO にとって重要なファイルを簡単に編集できます。
一括変更 このツールを使用すると、すべての投稿と固定ページのタイトルや説明文を一括で変更できます。

 



Yoast SEOの有料プラン・拡張機能について

Yoast SEOは、無料版と有料版があります。

正直無料版だけでもかなり高性能ですが、有料版「Yoast SEO Premium」を使うとさらに機能を拡張することができますので、検討されてみるのもアリだと思います。

 

Yoast SEO 無料版と有料版のプラン比較

有償版 無料版
キーワード、キーフレーズ、同義語、関連キーワード、それらのすべての単語形式を最適化します。同義語や関連キーワードを考慮に入れてページのランクを上げます。また、これらがあなたのページにどのように配布されているかを紹介します。 1ページあたり1つのキーワードまたはキーフレーズのみ
Google、Bing、Facebook、Twitterであなたのページをプレビューする検索結果であなたのページがどのように見えるかを知ることができ、あなたのページがFacebookやTwitterにどのように表示されるか完全に制御できます。 FacebookやTwitterでのあなたのページのプレビューはありません
内部リンクのためのリアルタイムな提案を受け取れます。 関連するページを自分で検索する必要があります
古いページは新しいページにシームレスにリダイレクトされます。 ページを削除するたびにリダイレクトを作成する必要があります。
クラシックエディタとグーテンブルクの両方に対応しています。 クラシックエディタとグーテンブルクの両方に対応しています。
24時間365日のサポート サポートなし
広告なし 広告あり
キーワード、URL、可読性スコア、および/またはタイトルの概要を示すCSVファイルを自動的に生成することができます。 ウェブサイトをクリックして、このExcelダッシュボードを自分でコンパイルする必要があります。

 

Yoast SEO 機能拡張

有料プラン以外にも、用途にあわせて個別に有料で拡張機能を追加することができます。

 

Local SEO

  1. ローカル検索でより良い検索結果を得ることが出来る
  2. Google マップの容易な挿入、店舗所在地、営業時間など
  3. 顧客がローカルでWooCommerce注文を受け取れるようにする

 

Video SEO

  1. Google ビデオで動画を表示
  2. 動画投稿を共有するエクスペリエンスの強化
  3. fitvids.js を有効化して動画をレスポンシブにする

 

News SEO

  1. Google ニュース用にサイトを最適化する
  2. 新規投稿の公開をすぐに Google へ送信
  3. XML ニュースサイトマップを作成する

 



まとめ

Yoast SEOは無料で使え、なおかつその高性能さが評価され多くのユーザーに愛用されています。

弊社でもWEB制作させていただくときは、基本的のこちらのプラグインでSEO対策を行っています。

本来複雑なSEOの対策がサイトの特徴に合わせて一箇所で設定できるのが魅力だと思います。

また、基本的なSEOの知識しかなくても入力欄に沿って設定していくことで、しっかりとSEO対策できますのでSEO初心者の方にもおすすめです。

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この記事を書いた人

社員A

入社8年目。フロントエンドエンジニア・デザイナーの社員Aです。 小動物が好きで、デグー・チンチラと暮らしています!トレンドの情報を発信できるようにがんばります☺